ノルのアロマちゃん 真菌について

サロン日誌

いつも当店をご利用頂き、ありがとうございます。

今回ご利用頂いたのは、ノルウェージアンフォレストキャットのアロマちゃん。
前回の記事はこちらです。

かなり毛艶が良くなってきました。
以前に比べると、栄養状態も良いようですね。
抱っこをしてもずっしり感が出てきました。

やっぱり大型種。立つと入り切りません。

おとなしくて、とても良い子ちゃんです。

しかし場所に慣れてきたのか、今回は外に出ようとしました。
スタッドテイルはかなりマシになってきましたが、今回は猫カビ(真菌)が見つかったので、また薬浴です。

真菌は、人間の水虫の菌と同じ白癬菌で、猫に着くと脱毛がどんどん広がっていきます。
どこにでも居る菌ですが、体力が落ちていたり免疫力が低下したときなど、発症します。
診断は「培養検査」と言って、患部の皮膚や毛・かさぶたを採取し、培養液の中で2週間ほど様子を見ます。
重傷化するような病気ではありませんので、ゆっくりしたものですね。
検査の結果、診断されれば内服薬が処方されます。
イトラコナゾールやケトコナゾール等ですが、肝臓に影響を与えますので慎重に投与されます。
猫カフェスタッフやアロマ君のように小まめにシャンプーしてる子は、培養検査で見つかりにくいものです。

動物の医療というのはかなり遅れていて、犬猫専用薬はあまり開発されていません。
ですから、人間用のお薬を体重や力値などで計算して治療に使うことが多いです。
結果が出るまでの間に、「薬浴」といって、消毒作用のあるシャンプーで洗ったりします。

仕上がりはこちら。

今回はしっとり仕上げさせて頂きました。
かなり明るく仕上がったと思います。

体が大きい分時間がかかりましたが、アロマちゃんは、頑張ってくれました。
お疲れ様でした。
オナー様、いつもありがとうございます。

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